トップ 2025年3月分から健康保険料率が改定!都道府県ごとの変動は?

2025年3月分から健康保険料率が改定!都道府県ごとの変動は?

全国健康保険協会(協会けんぽ)は、2025年3月分(4月納付分)より都道府県ごとの健康保険料率を改定すると発表しました。

東京都の新しい保険料率は?

東京都の新しい健康保険料率は10.00%となります。


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保険料率の変動状況

  • 引き上げとなった都道府県:28県
  • 引き下げとなった都道府県:18県
  • 変更なしの都道府県:1県

保険料率の高い都道府県(TOP3)

  1. 佐賀県:10.78%(全国最高)
  2. 佐賀県:10.47%
  3. 長崎県:10.41%

保険料率の低い都道府県(TOP3)

  1. 沖縄県:9.44%(全国最低)
  2. 新潟県:9.55%
  3. 岩手県:9.62%
  4. 福島県:9.62%

介護保険料率について

40歳から64歳までの方(介護保険第2号被保険者)は、全国一律の介護保険料率1.59%が健康保険料率に加算されます。

健保組合の料率について

  • TJK 健康保険 8.90% 介護保険 1.80%
  • ITS 健康保険 9.50% 介護保険 1.80%
  • 神奈川県医療従事者健康保険組合 健康保険 9.80% 介護保険 1.50%

なぜ保険料率が変わるのか?

健康保険料率の改定は、各都道府県の医療費の増減や高齢者医療への拠出金の影響を反映したものです。例えば、高齢者が多く医療費負担が大きい地域では保険料率が高めに、比較的医療費が低い地域では保険料率が低めに設定されます。

影響を受けるのは?

この改定により、給与から控除される健康保険料が変動するため、事業主や被保険者(会社員など)は自身の負担額を確認する必要があります。詳細は、協会けんぽの公式サイトでご確認ください。

ポイントまとめ

  • 東京都の保険料率は10.00%(全国平均10.00%)
  • 佐賀県が最高(10.78%)、沖縄県が最低(9.44%)
  • 20県で引き上げ、27県で引き下げ
  • 医療費負担や高齢者割合の影響で変動
  • 介護保険料率は全国一律で1.59%
  • 改定内容をしっかり把握し、給与計算ソフトの社会保険料率の変更をチェックしましょう。