厚生労働省は、8月1日、令和6年度「厚生年金保険・国民年金の収支決算の概要」を公表しました。公表資料によると、厚生年金保険は、一人当たり保険料及び被保険者数の増加による保険料収入の増加等により、昨年度に比べて4兆6770億円の黒字となりました。
一方、国民年金は、保険料収入は増加したものの、基礎年金勘定への繰入金(基礎年金拠出金)が増加したことにより2097億円の赤字となりました。
また、積立金については、厚生年金保険の積立金が4兆7140億円の増加、国民年金の積立金が2034億円の減少となり、両積立金の合計金額は過去最高の260兆757億円となり、2001年の市場運用開始以来、約165兆円増加しています。